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石川県立中央病院 小児科アートワーク 4(外来・診察室横サイン)

前回に続き、小児科外来のアートワークです。

 

待合壁の正面には小児内科・外科の診察室(処置室含む)が9室あります。

各ドアの横にはそれぞれサイン(案内板)が設置されており、部屋番号、担当医師などの表示があります。

その案内板の下部にも、私の絵を入れたいと依頼されました。

条件として、いしかわ動物園にいる動物、のとじま水族館にいる魚、白山市の昆虫館にいる昆虫を必ず入れて描いて欲しいというものがありました。

 

”クマさんの部屋” ”うさぎさんの部屋” というふうに、1匹ずつ違う動物や魚を描くだけではなく、1番の部屋には1匹、2番の部屋には2匹、、、というのがおもしろいのではと提案をしました。

数を数える絵本があるように、数えることを覚えた小さな子は、9匹までなら数えられると思います。

まだ数えられない子も、親御さんと一緒に待ち時間に数えて会話が弾みます。

退屈で不安な待ち時間に、ドア横の絵にそんな遊びがあるともしも気づいてくれたら、その時間も少しは楽しくなるかなと考えました。

 

そして、その絵の中にも、小さく部屋番号の数字が絵の一部として入っていたら、数字を読める子は、見つけてうれしくなるかもしれません。

 

 

 

 

手前から1番の部屋です。

 

*サイン(案内板)上部の青色は、病院全体で方角により統一した色を使用されていてこれは「藍」。

「加賀五彩」(臙脂、藍、黄土、草、古代紫)が使われています。

 

 

 

 

 

では1番からご紹介。

 

 

 

 

1番。

ゾウが1頭。

鼻の先にのっけたリンゴには数字の1。

(リンゴの皮を1の形で削ったつもり)

 

 

 

2番。

クマが2頭(親子)。

ハチミツが入った壺には数字の2。

(ハチミツで2と描かれているつもり)

 

 

 

3番。

レッサーパンダが3匹。(親子)

真ん中の子どもがくわえた葉っぱには数字の3の穴が空いています。

 

 

 

4番。

ペンギンが4羽。

右下の赤ちゃんが乗った石に4の模様。

 

 

 

5番。

ウサギが5羽。

左下のお母さんウサギが持っているニンジンに5の形の虫食いがあります。

 

 

 

6番。

リスザルが6匹。

一番上で親の背中に乗った子が手に持った葉っぱには、6の形の穴。

 

 

 

7番。

いろいろな昆虫が7匹。

左下にいるカミキリムシ(ルリボシカミキリ)が葉っぱを7の形にかじりました。

 

 

 

8番。

いろいろな魚が8匹。

コンゴウフグが口から8の形の泡を出してくれました。

 

 

 

9番。

この部屋(緊急時、感染症対応の部屋)に限り、「9番はカバにして欲しい」という病院からの要望がありました。

現在の県立中央病院でもこの部屋はカバのマークがあるそうで、継続したいとのこと。

 

コビトカバ2匹と小鳥たち7羽、合わせて9。

飛んでいる小鳥がくわえた草が9の字になっています。

 

 

 

次は、4階の小児病棟(入院病棟)のアートワークをご紹介させていただきます。

 

 

 

| 石川県立中央病院 小児科アートワーク | 16:00 | - | - | pookmark |
石川県立中央病院 小児科アートワーク 3(外来・待合 その2)

前回に引き続き、小児科外来アートワークのお話です。

 

外来の待合の壁中央に設置することになった巨大紙芝居・木舞台には、四季によって違う絵(印刷したパネル)が入ります。

同じ場所での季節の移り変わり、遊んでいる子どもたち、生き物たちを描くことにしました。

 

その中で、決めたこと。

・必ずどの絵でも、正面を向いて微笑んでいる子を一人描く。その子は手に花を持つ。

 その子が、その絵を見る子(人)と目が合うように描く。

 不安や恐怖を抱えた子や親御さんに、「大丈夫だよ」というメッセージが伝わればいいなと思いました。

・石川県に実際に生息する生き物を描く。

・石川県の四季を描く。

・大きな絵だけれど、プレイコーナーで遊ぶ子どもたちが間近で見た時発見して嬉しくなるような部分も入れる。

 

 

 

これは、夏の絵の一部。

ヒマワリを持った少年がこちらに微笑みかけます。

後ろの方に小さく描かれているのは、カモシカ。

我が家から少し山よりに行った場所でも会うことができます。

残念ながら私はまだ会ったことがない。。。

 

 

 

これは、春の絵と冬の絵の池の部分の比較。

冬は凍った池でリスがスケートをしています。

春は、子どもが生まれたカモが泳いでいますね。

 

池だけでなく、各場所で、四季の変化が楽しめます。

でも、それは1年を通して通院する子どもたちや親御さんにしかわかりません。

いつも通院しなければならない子たちだけへの、ご褒美。

 

それから、これは友人が言ってくれた言葉です。

病気を抱えた子どもを持った親御さんが、季節の移ろいにも気づかないかもしれないような気持ちの時も、ここで季節が変わったことに気づいてくれたらいいね、と。

本当に、そう願います。

 

 

老眼の限界までがんばって描いたところ。

ちびっ子たち、気づいてくれたらうれしいな。

こういう箇所が季節ごとにあります。

 

 

さて、では外来・待合の完成したところを載せましょう。

 

 

 

廊下から小児科外来に入る前、受付から見た中です。

『ここは、病院??』

きっとそう思うことでしょう。

 

中に入ります。

 

 

 

 

待合壁、左部分。

 

 

 

丸天井画があります。これは左部分の天井。

県からの依頼内容に”朱鷺(鳥のトキ)を描いて欲しい”がありました。

いしかわ動物園で、トキの繁殖に力を入れているのです。

初めて描きました、トキ。

他の小鳥たちも飛んでいます。

 

風船の気球に乗っているのは、子どもたちと、石川県のキャクター・ひゃくまんさん。

ひゃくまんさんもどこかに描くように依頼がありました。

 

 

中央。

プレイコーナー壁に設置された木舞台。

これは秋の絵。

 

 

その前の天井には雲だけが浮かんだ空。

 

 

向かって右側部の壁。

 

 

その天井にもトキと小鳥たちが飛んでいます。

 

右の天井、左の天井に飛ぶ小鳥たちは、中央パネルの絵が四季によって変わってもおかしくないように、留鳥(四季を通して日本にいる鳥)をモデルにしました。

パネルに出てくる鳥たちも、それぞれの季節に合うように、夏鳥、冬鳥、留鳥を意識してモデルとしました。

こんなこと、多分ほとんどの人は気づかないと思いますが。

 

今、四季の自然と鳥たちを身近に感じて生活している私には、そこは大切なこだわりでした。

子どもたちにも間違ったことは絵として見せられない、そんなこだわりでしょうか。

(ただの鳥好きのこだわりかもしれない)

 

巨大紙芝居、四季の絵の変化です。

 

 

 

春。

コナラ、ナツツバキ、ヤマボウシ、奥にヤブツバキ。

地面には春の野の花が咲きます。

動物たちは恋の季節、子が生まれる季節。

ヒヨドリは巣を作る場所を見つけたようです。

子どもたちは動物たちと一緒に花を摘んだり、かくれんぼをして遊んでいます。

 

 

 

夏。

虫取り網を持った女の子、池で動物たちと水遊びする男の子。

コナラの木には、クワガタとカブトムシもいますよ。

ヒヨドリは、巣立ったばかりのヒナと一緒にいます。

 

 

 

 

秋。

(すみません、これだけレリーフ設置前の撮影)

木々が色づき、コナラにはドングリがなっています。リスはそれを採っています。

クマの親子は冬に備えて、いろんな木の実を集めたようです。

男の子は動物たちと楽器の演奏をしていますよ。

 

 

 

 

冬。

雪が降り積もりました。

冬鳥が空を飛んだり、地面をつついています。

クマは冬眠をしたようです、ここにはいません。

ホンドリスは冬眠をしないので、遊んでいます。

子どもたちも、雪でカマクラを作ったり、そり遊びをしていますよ。

 

 

今回はここまで。

次回は、この待合の向かいにある診察室のサインに入れた絵をご紹介しようと思います。

 

 

 

 

| 石川県立中央病院 小児科アートワーク | 20:13 | - | - | pookmark |
石川県立中央病院 小児科アートワーク 2(外来・待合  その1)

石川県立中央病院1階に小児科外来(小児内科、小児外科)があります。

その待合の壁と天井、診察室横のサイン部のアートワークを担当しました。

 

前回の記事「石川県立中央病院 小児科アートワーク 1(前書き)」に書きましたように、進行中に壁紙印刷が不可能になり、課題が与えられました。

 

・四季によって絵が変わった方がいい。

・壁もドアも、アートワークは取り外し可能な施工方法をとりたい。

 

まずは、待合の壁。

さて、これをどういう形にするか。

 

設計会社の方が、壁面にパネルを差し替えることができるフレームのようなものを設置し、四季によりパネル(絵を印刷したもの)を変えてはどうかと提案くださいました。

でも、それでは普通の病院に絵を飾っているのとあまり変わらないので、もっとおもしろく、楽しいものにできないかなあと提案したのがこれです。

 

 

 

待合の中心には、子どもたちが靴を脱いで上がり、遊んだり本を読めるプレイコーナーが設置される設計になっていたので、その部分の壁に巨大紙芝居の舞台を作ってはどうかという提案です。

その中に、四季ごとに絵が違うパネルを差し替える、そういうもの。年に4回絵が変わる紙芝居です。

その舞台の左右の壁には、木々のシルエット、リスが木に登り、鳥たちは木にとまったり、紙芝居舞台に向かって飛んでいます。

舞台に到着し、屋根にとまって絵をのぞき込んでいる鳥もいます。

 

木々のシルエットはカッティングシート、鳥やリスはアクリル板を使ったレリーフを提案。

レリーフは、透明アクリル板に印刷をするのか、直接ペイントするのか、そのあたりのことを業者さんを交えて打ち合わせしながら決めていき、直接ペイントすることに。

 

 

 

 

実際に使う壁紙をいただき、仕事部屋の壁に貼ってシミュレーションしていました。(今もまだ貼ったまま)

そこにカッティングシートの色を決めるためにプリントアウトしたものを枝の形に切って貼り、色指定するチップを選んだり、

レリーフのつもりで描いたものを貼ってみたり。

こういう作業にかけた時間がとても多かったです。

未経験のことということもあり、頭の中だけでは決めることができなかった。

サイズ感も、図面だけではわかりません。

 

 

 

レリーフの形状を小さく絵に描いたもの。

拡大率を指定し、アクリル板を切ってくださる業者さんに。

 

 

 

カッティングシートを切っていただくための絵。(縮小)

そこに、リスや鳥のシルエットの絵(上の写真)をコピーしたものを乗せてみて、仕上がりをイメージ。

 

 

 

透明アクリル板に着色しているところ。

まず下地として白い絵の具を。

初めての体験。

 

 

 

 

レリーフ完成。

 

そして、中央の舞台は木で作ることになりました。

私のラフスケッチをもとに設計会社の方が図面を起こしてくださり、大工さんが作ってくださいました。

まわりの部分は、指定した色の絵の具で塗っていただき、カーテン部は私がペイントしました。

私のわがままで、自宅でペイントできるよう運んでいただきました。

 

 

これもまた初めてのこと。

初めてのことばかりで、毎日ドキドキ緊張していました。

でも楽しかった!

できないことはないものです。

 

カッティングシートと木舞台が設置された状況がこれです。

 

 

 

木舞台は巨大で、中に入れるパネルは、横180センチ。

 

そのパネルの絵は、同じ場所の四季を描くことにしました。

そこは動物園にいる動物ではなく、石川県内の自然の中で出会える生き物と子どもたちの絵にしようと。

そして、四季は、石川県の四季です。冬には雪が積もります。

 

 

長くなってしまうので、パネルの絵を描くところからは、次の記事に。

次は、外来待合の壁が完成、天井にも絵が入るところまでを書こうと思います。

 

 

 

 

| 石川県立中央病院 小児科アートワーク | 21:00 | - | - | pookmark |
「 Humpty Dumpty sat in a Box! 」

昨日に引き続き企画展参加のお知らせです。

 

こちらも恒例、東京・南青山 ピンポイントギャラリーの冬のグループ展です。

今年もまた参加させていただきます。

 

今年は「 Humpty Dumpty sat in a Box! 」。

 

紙のパッケージに入った白木の卵3個が送られて来ました。

 

 

展覧会名のハンプティダンプティは、マザーグースに出てくるキャラクター。卵の形をした方です。

でも私はその展覧会名を全く無視する形で作品を作ってしまいました!

 

卵をキャンバスと考えて、イースターエッグのように絵を描こうと決め、会期もクリスマスまでなのでクリスマスの絵を。

 

 

 

ひとつはリス。

 

 

 

ウサギ。

 

 

 

鳥。

この子はジョウビタキの男子。冬鳥です。

今年はジョウビタキを仕事と作品で、なんど描いたことでしょう。

好きなんです、この子が。

 

リスとウサギもたくさん描いたなあ。

 

 

 

 

それぞれの卵で、雪が降っています。

リスたちは小さなツリーを飾り、ウサギたちは手にリースやスワッグを。

小鳥(ジョウビタキとツグミ)は赤い実とモミの枝を咥えています。

 

 

では、3つを並べて4方向から撮った写真を。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、紙のパッケージにもちょっと描きました。

フィンランド語でメリークリスマス。

卵同様、雪が降っています。

 

Hyvää joulua

 

 

中を開けると…

 

 

卵が4つ入る箱なので、空いたところには木の実を。

私が今までに拾ったり、買ったリースやもらったアレンジメントに入っていた実をとっておいたものです。

 

 

箱に入って3つセットでの展示・販売になります。

タイトルは「森のクリスマス」。

 

11日からの展示になります。

昨日書きました貝の小鳥さんでの企画展「冬鳥慈色」と合わせて見ていただけると嬉しいです。

忙しい時期ではありますが、自分へのご褒美に、大切な人への贈り物に。

ぜひ、お運びください!

 

よろしくお願いいたします。

 

 

 

「 Humpty Dumpty sat in a Box! 」

 

ピンポイントギャラリー

12月11日(月)〜23日(土)

11:00〜19:00 土曜日17時まで 日曜休み

 

あべ弘士 あおきひろえ 網中いづる アンマサコ 飯野和好 石川えりこ 市居みか 植田真 宇野亞喜良 大畑いくの 川端誠
こみねゆら 佐古百美 ささめやゆき 篠崎三朗 スズキコージ 高畠純 竹井千佳 田中六大 とりごえまり 長野ヒデ子 
長谷川義史 樋上公実子 ひがしちから ひらいたかこ 藤本ともひこ 降矢なな B.ボロルマー 村上康成 山口マオ

 

 

 

| 展覧会 | 19:44 | - | - | pookmark |
「冬鳥慈色」

今年も貝の小鳥さん(東京・目白)の冬の企画展に参加させていただきます。

 

またお知らせが遅くなりました。

明日からです。

 

「冬鳥慈色」という美しい文字と響きの展覧会名です。

 

 

冬鳥慈色

 

冬の鳥は色を慈しむ

春に暮らした柔らかな森や

夏に遊んだ愛らしい花

秋に旅した遙かな空の

色を重ねて冬を慈しむ

 

(フライヤーに書かれた文です)

 

 

 

私は2点出展します。

 

金沢に引越してきて1度目の冬、庭に開店した小鳥レストランに、いろいろな鳥たちがやってきました。
いままで会ったことがない鳥たちも。
私の中で抽象的だった「鳥」に、ちゃんとした名前がつきました。
冬にだけ会える鳥たち。

夏にだけ会える鳥たち。

四季を通じて会える鳥たち。
みんなそれぞれの美しい色の羽を持っています。
日本の伝統色にある色名が入った名を持つ鳥を描きました。

 

 

 

 

『瑠璃色』
瑠璃色をした冬の森を鳥たちが飛んでいきます。
少年の肩にとまった瑠璃色の鳥は、ルリビタキ。

 

 




『紅色』
小さなモミの木に、紅色のベニマシコがオーナメントのようにとまっています。
木の実を飾ろうと運んで来たのは、紅色のマフラーをしているような鳥、ウソ。

 

 

昨年の貝の小鳥さんでの冬の展覧会で描いた『祈り』という作品をポストカードにしたので、それもお店に置いていただきます。

 

 

 

その他の、冬に似合うカードも。

 



 

貝の小鳥さんを彩る十二の色、

ぜひご覧ください。

 

 

「冬鳥慈色」

 

12月8日(金)から25日(月)迄

 

伊藤夏紀

川上隆子

KUUSI6

こみねゆら

さとうゆうすけ

すずきみほ

タカハシカエ

たんじあきこ

とりごえまり

永田智子

福井智子

芳野

 

貝の小鳥

東京都新宿区下落合3丁目18-10

 

11時から18時(火曜定休)

 

 

 

| 展覧会 | 19:40 | - | - | pookmark |
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