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石川県立中央病院 小児科アートワーク 3(外来・待合 その2)

前回に引き続き、小児科外来アートワークのお話です。

 

外来の待合の壁中央に設置することになった巨大紙芝居・木舞台には、四季によって違う絵(印刷したパネル)が入ります。

同じ場所での季節の移り変わり、遊んでいる子どもたち、生き物たちを描くことにしました。

 

その中で、決めたこと。

・必ずどの絵でも、正面を向いて微笑んでいる子を一人描く。その子は手に花を持つ。

 その子が、その絵を見る子(人)と目が合うように描く。

 不安や恐怖を抱えた子や親御さんに、「大丈夫だよ」というメッセージが伝わればいいなと思いました。

・石川県に実際に生息する生き物を描く。

・石川県の四季を描く。

・大きな絵だけれど、プレイコーナーで遊ぶ子どもたちが間近で見た時発見して嬉しくなるような部分も入れる。

 

 

 

これは、夏の絵の一部。

ヒマワリを持った少年がこちらに微笑みかけます。

後ろの方に小さく描かれているのは、カモシカ。

我が家から少し山よりに行った場所でも会うことができます。

残念ながら私はまだ会ったことがない。。。

 

 

 

これは、春の絵と冬の絵の池の部分の比較。

冬は凍った池でリスがスケートをしています。

春は、子どもが生まれたカモが泳いでいますね。

 

池だけでなく、各場所で、四季の変化が楽しめます。

でも、それは1年を通して通院する子どもたちや親御さんにしかわかりません。

いつも通院しなければならない子たちだけへの、ご褒美。

 

それから、これは友人が言ってくれた言葉です。

病気を抱えた子どもを持った親御さんが、季節の移ろいにも気づかないかもしれないような気持ちの時も、ここで季節が変わったことに気づいてくれたらいいね、と。

本当に、そう願います。

 

 

老眼の限界までがんばって描いたところ。

ちびっ子たち、気づいてくれたらうれしいな。

こういう箇所が季節ごとにあります。

 

 

さて、では外来・待合の完成したところを載せましょう。

 

 

 

廊下から小児科外来に入る前、受付から見た中です。

『ここは、病院??』

きっとそう思うことでしょう。

 

中に入ります。

 

 

 

 

待合壁、左部分。

 

 

 

丸天井画があります。これは左部分の天井。

県からの依頼内容に”朱鷺(鳥のトキ)を描いて欲しい”がありました。

いしかわ動物園で、トキの繁殖に力を入れているのです。

初めて描きました、トキ。

他の小鳥たちも飛んでいます。

 

風船の気球に乗っているのは、子どもたちと、石川県のキャクター・ひゃくまんさん。

ひゃくまんさんもどこかに描くように依頼がありました。

 

 

中央。

プレイコーナー壁に設置された木舞台。

これは秋の絵。

 

 

その前の天井には雲だけが浮かんだ空。

 

 

向かって右側部の壁。

 

 

その天井にもトキと小鳥たちが飛んでいます。

 

右の天井、左の天井に飛ぶ小鳥たちは、中央パネルの絵が四季によって変わってもおかしくないように、留鳥(四季を通して日本にいる鳥)をモデルにしました。

パネルに出てくる鳥たちも、それぞれの季節に合うように、夏鳥、冬鳥、留鳥を意識してモデルとしました。

こんなこと、多分ほとんどの人は気づかないと思いますが。

 

今、四季の自然と鳥たちを身近に感じて生活している私には、そこは大切なこだわりでした。

子どもたちにも間違ったことは絵として見せられない、そんなこだわりでしょうか。

(ただの鳥好きのこだわりかもしれない)

 

巨大紙芝居、四季の絵の変化です。

 

 

 

春。

コナラ、ナツツバキ、ヤマボウシ、奥にヤブツバキ。

地面には春の野の花が咲きます。

動物たちは恋の季節、子が生まれる季節。

ヒヨドリは巣を作る場所を見つけたようです。

子どもたちは動物たちと一緒に花を摘んだり、かくれんぼをして遊んでいます。

 

 

 

夏。

虫取り網を持った女の子、池で動物たちと水遊びする男の子。

コナラの木には、クワガタとカブトムシもいますよ。

ヒヨドリは、巣立ったばかりのヒナと一緒にいます。

 

 

 

 

秋。

(すみません、これだけレリーフ設置前の撮影)

木々が色づき、コナラにはドングリがなっています。リスはそれを採っています。

クマの親子は冬に備えて、いろんな木の実を集めたようです。

男の子は動物たちと楽器の演奏をしていますよ。

 

 

 

 

冬。

雪が降り積もりました。

冬鳥が空を飛んだり、地面をつついています。

クマは冬眠をしたようです、ここにはいません。

ホンドリスは冬眠をしないので、遊んでいます。

子どもたちも、雪でカマクラを作ったり、そり遊びをしていますよ。

 

 

今回はここまで。

次回は、この待合の向かいにある診察室のサインに入れた絵をご紹介しようと思います。

 

 

 

 

| 石川県立中央病院 小児科アートワーク | 20:13 | - | - | pookmark |