冬の企画展への参加のお知らせ、先日に続きもうひとつです。
(さらに12月に入ったらもうひとつあります)
昨年も一昨年も参加させていただいた、貝の小鳥さん(東京・目白)での冬の展覧会。
今年も参加させていただきます。
今年もフライヤーの絵は伊藤夏紀さん。
またまた素敵です!
わたしは今回1点だけ出品いたします。
(仕事のスケジュールの関係で)
「祈り」
アクリル絵の具、オイルパステル、色鉛筆
*アクリル板を入れてから撮影したら光ってしまいました…
この絵を描きながら、いろいろ祈っていました。
私と家族、猫さんたちの日々が健康で幸せであること。
いまやっている仕事を、楽しく心をこめてやり遂げられること。(長い期間でやっている仕事があり、年を越して続きます。)
引越して来てから庭に植えた何本かの木が見上げるほど大きくなるまで、必ず生きること。
木を植えるという作業は、私にとって祈ることに近いなあといつも思います。
土に大きめの穴を掘り、腐葉土や堆肥を混ぜながら耕し、そこに苗木を置いて土を戻すとき、その木が大きくなる日のことを想像します。
「根を張って、強く育ってね。がんばれ。」と幹に手を置いて語りかけながら土をかぶせます。
その時間は雑念がなくなり、祈りのような気持ちになりただひたすら植えていることにふと気付くのです。
病気の治療が終わってから、4年が経ちました。
病気のことをすっかり忘れている時もあれば、定期検査が近づきナーバスになることもあります。
前向きで楽天的なときもあれば、たまに悲観的になることもあります。
いろいろです。
でも、どんなときも「生かされていること」を意識するようになったように思います。病気になるまでは生きていてあたりまえ、と思っていましたから。
いまは「生かされている」ことは奇跡だと思うのです。
わたしに限らず、誰もが。
木を植えることは、わたしにとっての「奇跡」が木とともに長く続きますようにという祈りなのかもしれません。
絵の中の少女は、自分よりもずっと長くその場所で生きて来たであろうモミの木に、何を祈っているのでしょうか。
そして、昨年の貝の小鳥さんでの冬の展覧会に出品した絵2点(どちらも嫁いで行きました)を使って新作ポストカードも作りました。会期中、貝の小鳥さんでその他のカードとともに並びます。
左「赤い鳥」
右「青い鳥」
展覧会は、クリスマスの日まで1ヶ月開催されます。
どうぞお運びください!
「冬の貝殻たち〜11の音を聴く」
11月25日(金)〜12月25日(日)(火曜定休)
参加作家 アヤ井アキコ
飯野まき
伊藤夏紀
さとうゆうすけ
すずきみほ
タカハシカエ
とりごえまり
にしむらあきこ
NOE Mielotar
長谷川純
芳野
場所 貝の小鳥
東京都新宿区下落合3-18-10(03-5996-1193)
時間 11時〜18時
火曜定休
http://kainokotori.com/
☆先日お知らせした、高松市watagumo舎さんでのX'mas展もクリスマスまで開催です。