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今年をふりかえる 2015年
このタイトルで書く時期がまたやってきました。
早かったなあ、この1年。

振り返ると泣きそうになることが多い一年でした。
失ったものと得たものが同じくらいあった年だったように思います。
ひとつひとつを乗りこえて、ひとつひとつ決めたことに向かって進んでいたら、今日を迎えていたように思います。



今年に入って間もなく、母を亡くしました。
節分の日に会いにいく予定だったのに、その10日ほど前の突然のお別れでした。
お正月に会いに行かなかったことを悔やみ、ごめんねという気持ちがずっといまもなくなりません。

母が亡くなったあとは誰も住む人がいない実家はつぶそうと、ずっと思っていました。
亡くなったあとも最初はそのつもりでした。
ところが、金沢に知人や友人はいない夫が「空気も水も、野菜も魚もおいしいここで暮らそうよ」と言ってくれたのです。
父が建てた家を残すこと、そこに住むことは、きっと天国の父と母も喜んでくれるかな、わたしたちにとっても幸せな暮らしになるかな、、、母の四十九日忌を迎えたころそうしようと決心をしました。

そのあとは家の中のリフォームに向けての建築士さんとの打ち合わせ、家の中にある母の物の整理、処分…よく短期間でここまでこなせたなあと、振り返っていまそう思います。
いまリフォーム工事が進められていて、たのしみに待っているところです。


そしてその決心によってもうひとつ決心し、実行に移したこと。
ミケちゃん。
「ミケちゃんが家族になるまで」というカテゴリーを作ってここでも書いたように、13年近く外でごはんをあげていたミケちゃんを、夏に迎え入れました。
この冬はミケちゃん、あたたかく眠っています。
来年2月末に金沢へ大移動しなければならないので、そのときの4ニャンのことが多少心配ではありますが、なんとかなることでしょう。


それから、9月のやまぐちめぐみさんとのお別れ。
めぐみさんが亡くなったあと出版することに決まった絵本『コトリちゃん』の描きかけだった原画への加筆、足りない絵の描きおろし、、、神様がわたしに与えた試練なんだろうかと、なんども思いました。
でも、やりとげられてよかった。
絵本制作をすでに始めていた昨年の冬、「余命はさほど長くないと思うから、ますます絵本頑張らなきゃ! 一冊くらい世に残してベストセラーでまりさんと山分けよ」と、めぐみさんはそんな悲しい内容のことをおちゃめに話しました。
だから、絶対に残さなければいけなかったのです。
残せることになって、本当に本当に、よかった。


“激動”という言葉がぴったりのこの一年、それは側で支えてくれた夫、優しく気遣ってくれた友人たちのおかげで乗りこえられたんだと思っています。
どんな出来事があったときでも、何も変わらずにマイペースに生きるネコさんたちが側にいてくれたからだとも思っています。
ありがとう。

そして、絵を描くことが、どんなに心の支えになったか。
それがなかったら、私は気持ちを保つことができなかったかもしれません。

母が亡くなって間もなく参加した「春よこい」という企画展。
悲しい気持ちであふれていた心で、春を待ちわびる絵を描くことは、自分にとっての春を待つことでもあり、母への祈りでもありました。
めぐみさんが亡くなったあとすぐに描き始めた絵本の原画加筆作業、これもめぐみさんときちんとお別れし、祈ることと同じだったように思います。
そして来年2月開催のめぐみさんとの二人展「そら」に向けての絵を描いた日々も(年が明けてからは仕事や引越にまつわることで忙しくなるのですでに描きました)、自分の心に向き合い、めぐみさんを想って気持ちを届けられた時間でした。

絵を描く場を与えてくださった方々に、心から感謝です。


最後に、このブログやツイッター、フェイスブックでわたしの書いた言葉を読んでくださったみなさま、ありがとうございました。

来年はどんな年になるでしょう。
どんな年にしましょうか。
どんな出来事が自分の身にふりかかったとしても、ひとつひとつ乗りこえ、光のある方を向いて進めば、きっといい年になることでしょう。
元気でいようと思います。
生きようと思います。


みなさんも、どうかよいお年をお迎えください。


今年最後の絵、昨夜描き終えた絵の一部分を載せます。
母とお別れをした一週間後、それまでめずらしく晴天が続いていた金沢に雪が降りました。
久しぶりに見上げた雪の降る空に吸い込まれそうな気持ちになり、あぁ、母からの手紙が届いたんだなと思いました。
その光景がいまも忘れられません。
いま、空には父も母も、めぐみさんも、ルルさんやポロン、ハルさんもいます。





 
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