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映画「ライフーいのちをつなぐ物語ー」
わたしは、動物の生態を見る事ができるドキュメンタリー映画、映像を観るのが好きだ。
子どものころ「野生の王国」という番組があり、毎週かかさず見たものだ。
なぜ、動物のことにこんなに興味があるのか自分でも不思議だけれど。


映画「ライフ」を観に行きたいなあとずっと思っていながらなかなか行けず、昨日やっと見にいった。

すばらしい映像技術と撮影スタッフの撮影と地球、生き物に対する愛情が感じられる映像は、大きなスクリーンで観てよかったと思う。


3年前「アース」も観たけれど、今回は命をつなぐそして守る動物たちの“母性”をより感じた。

エピソードのひとつとして、ミズダコのはなし。
ミズダコは生涯に一回だけ海底の岩陰で産卵をし、敵から卵を守るためにずっとそこを離れない。
その間なにも食べないそうだ。
そして、やっと孵化した赤ちゃんたちが泳ぎ出すのを見届けた後、その生涯を閉じる。
わたしは涙が止まらなくなってしまって、もういったいどうした!というほど泣いてしまっていた。
(たぶん劇場で、泣いてるのはわたしだけかと思われます)

ニホンザルのはなし。
ニホンザルが冬の寒さをのりきるために、地獄谷の温泉に入る映像。
よくテレビや本でもそういう場面を見た事があったけれど、じつは温泉に入れるのは強いサルの家族だけだそうだ。
強いサルのもとに生まれた赤ちゃんザルは、温泉に入ってポカポカになる。
弱いサルのもとに生まれた赤ちゃんザルは、母ザルによりそって震えながら雪の中、温泉をうらめしそうに見る。
わたしはこのことを今まで知らなかったので、「みんな温泉に入ってうれしそうだねえ」などとお気楽に考えていたものだから、相当ショックであった。


まだまだ他にも、いろんな動物たちの生き抜くための知恵、勇気、愛・・・があふれる作品。


「この映画を観終わった人は、生きる勇気を動物たちからもらえる」といったようなことが、宣伝のコピーで書かれていたように思うが、なんとわたしは落ち込んでしまった。

こんなにも一生懸命生きている動物たちが暮らす地球で、人間はなんて愚かな進化をたどっているのかと思うと、落ち込んでしまったのである。

自分さえよければ、便利であれば・・と、たくさんのエネルギーを使い、あふれんばかりのモノを作っては余らせ、そのために自然を破壊し、空気や海を汚染している。
原発の排水は海の温度を上昇させる。
そして、放射能でずいぶん汚してしまった土地や水は簡単には元に戻せない。


そんなことを考えながら映画を見たものだから、3年前に「アース」を見たときよりも、苦しくて苦しくて、落ち込んでしまったのだ。


自分にできることはなんだろうか。
わたしは子どもを生まない人生となったので、未来へ命を繋ぐ事はできなかった。
じゃあ、そのかわりにできることはなんだろう。
できるだけ、地球に住む仲間として、他のいきものたちに迷惑をかけない生き方を、どう選べばいいだろう。
わたしが作る絵本は、何かのために役立っているだろうか。
商品として、消費されるものとして、どんどん作るのもどうなんだろうか。


悶々とそんなことを考えています。

たまにはいろいろ考えるのもいいかなと、気持ちのままに悶々としようと思います。





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