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映画『犬と猫と人間と』
絵本『セミのたね』の編集の方から、先日一枚のハガキが届いた。
映画『犬と猫と人間と』の試写会の招待ハガキ。
そのタイトルからだいたいの想像はついたが、イントロダクションを読み、その編集の方がわたしにハガキを送ってくださった理由がはっきりした。

かわいいですか? それとも かわいそうですか?

町を歩けばあちこちで目にする光景があります。それは、散歩中の犬や、路地裏でくつろぐ野良猫たちーーー。
しかし、全ての犬と猫が幸せな一生を送れるわけではありません。空前のペットブームの影で、日本で処分される犬と猫は年間30万頭以上。一日に1000匹近くが殺されている現実があります。あなたは、犬と猫たちのことをほんとうに知ってますか?


飯田基晴監督による、ドキュメンタリー映画。

「すばらしい映画です」と編集の方が書き沿えた一行。
わたしは、見なければ、と思った。
編集の方はわたしが出版している絵本『名なしのこねこ』のことや、ホームレスのネコさんたちの世話をしていることなどを知っていらっしゃる方なので、このハガキを送ってくださったのだと思う。
でも、正直なところ、最後までちゃんと直視できるか、泣きくずれたらどうしようとか、心配がふくらみ、行くまで緊張していた。

映画は1時間58分。
わたしは、何度も涙があふれたが、目は覆わずに全て見た。がんばった。
つらい場面もあった。
でも、うまい具合いに、ふふっと笑えるような微笑ましく、幸せな気持ちになる場面も入っていて、涙を乾かすことができた。
ナレーションを飯田基晴監督自らつとめ、どんなにつらい場面も、へんに観客に泣かせるようには作っておらず、淡々と伝えている。
そこがいいなあと、わたしは思った。

この映画は、ひとりの猫おばあさん(何十年もの間、捨てられた猫たちを救い、不幸な猫を減らす活動をなさってきた方)が監督に「動物たちの命の大切さを伝える映画を作ってほしいの。お金は出します。」と言い出したことから、作られたそうだ。
おばあさんが、飯田監督を見込んで依頼したのだ。
4年という月日をかけて完成したこの映画は、最初は監督自身知らなかった動物愛護のいろんな問題を調べ、いろんな施設を取材し、撮られている。
イギリスへも渡り、動物たちを保護して新しい飼い主に譲渡するシェルターについても取材されている。イギリスでは犬や猫はペットショップで販売されず、飼いたい人は直接ブリーダーから買うか、保護団体施設(シェルター)からもらうという現実の事も。

とても丁寧に、動物たちに愛情を持って作られているなあと感じた。

わたしは、この映画を、すでに動物が好きで愛護精神を持っている人だけではなく、あまり興味をもっていない人にぜひ見てもらいたいと思った。
わざわざチケットを買って映画館に足を運ぶのだから、興味がなければ難しいのかな・・。


・・と、わたしがそんなこと考えるのも変だけど、この日記で知った方たちにはぜひ見ていただきたいです。
見て見ぬふりをしてきた方も、目を覆わずに大きく開いて現実を見てください。
動物が好きな人は、とくに興味がない友人もさそって見に行ってください。


動物の命の尊さを知り、犬と猫と人間がみんな幸せである世の中になりますように。
まずは、現実を知る事です。






10月10日(土)より東京都ユーロスペースでロードショー 
Tel : 03-3461-0211

順次公開予定
大阪府 第七藝術劇場  TEL:06-6302-2073
愛知県 名古屋シネマテーク  TEL:052-733-3959
神奈川県 川崎市アートセンター TEL : 044-955-0107
京都府 京都みなみ会館  TEL:075-661-3993
兵庫県 神戸アートビレッジセンター TEL:078-512-5500
北海道 シアターキノ  TEL:011-231-9355
北海道 苫小牧シネマトーラス TEL:0144-37-8182
静岡県 浜松 CINEMAe_ra TEL:053-489-5539
広島県 横川シネマ TEL:082-231-1001
岡山県 シネマクレール TEL:086-231-0019




映画を作ってくださいと言いだしたおばあさんは、残念ながら、映画完成を前に亡くなられたそうだ。
でもきっと天国で喜んでらっしゃるだろうなあ。
天国からきっと見ているだろうなあ。



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