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夏休み動物ふれあい教室2009
今日は川崎市動物愛護センターにて行なわれた『夏休みふれあい教室』に参加し、絵本『名なしのこねこ』を読み聞かせした。
小学校1・2・3年生とその保護者を対象にお話をした。

ときどきこの日記にも書いている、市内の小学校での読み聞かせとはちょっと違う雰囲気。
子供たちのお母さんもいる・・という状況が、ちょっと緊張する。
いつもそうしているように、絵本を読み終わった後、愛護センターで収容された動物たちが殺処分される話をした。
小学校では何度も話しているので、もう随分慣れてきて、最初のころのように泣きそうになる、ということは最近なかったのだが、今日は、処分される場所で話している・・・という意識からか、とても感情が入ってしまい、泣きそうになり、声がふるえてしまった。
ちょっと、恥ずかしい・・・。


読み聞かせと話を終え、廊下にでたとき、なんとそこにグッドタイミングな出来事が!

60歳すぎかと思われる男性が、センターで収容されている子ネコをもらいに(飼い主になりに)来ていたのだ。
買ってきたばかりと思われる、新品のキャリーバッグの中には、小さな小さなキジトラの子ネコ。
職員の方から、ネコの飼い方やお薬の飲ませ方(まだ病気が治っていないようだ)を教わっているところだった。
子どもたちは、すぐに発見し、「ネコだ!」と近寄る。
ついさっき、このセンターで飼い主が見つからなかった子ネコは、殺されてしまうんだよ・・・と話した直後だったので、
「家族が見つかって、よかったねえ」
と、キャリーバッグをのぞいていた男の子に話しかけた。
「うん」と、笑顔になった。

子ネコをひきとりにきた男性は、
「小さな子どものうちに、現実を教えてあげて、意識がかわれば、きっと大人になって動物をすてたりしないよね」とわたしに言った。


わたしが読み聞かせで伝える子どもは、一回に20人〜30人。
今まで、10回以上はしているから、そうかあ、300人以上の子どもたちには、話したのか。
だけど、とっても地道な活動。
本当に役にたつのか何の確証もなく、でも、伝えるべき事は伝えなければならないと思うから続ける。

今日、子ネコを引き取りにきた男性との出会い、そういうことがこうやって偶然あると、信じてかんばるぞ〜と思うのであった。



| ふれあい教室(動物・読み聞かせ) | 21:35 | - | - | pookmark |
ふれあい教室
昨夜、なかなか寝付けず、やっと眠りに落ちたのは朝4時半過ぎだった。
(ふとんに入ったのは2時すぎ)
大学での授業の日は、こういうことが多い。
テンションがなかなか下がってくれずに、目をつむっても頭の中では、その日の授業のことや、来週はこんなふうに進めようか・・・などという想いが浮かんでは消え、時間が過ぎる。
でも、次の日(今日)は、9時過ぎ出発で小学校へ読み聞かせに行く日。
早く寝なくちゃと思えば思うほど目がさえる。

結局3時間半弱の睡眠で小学校へ。
川崎市中原区にある小学校2年生のもとへ行った。

小学校で『名なしのこねこ』の読み聞かせをするのは久しぶり。
今日のクラスの子どもたちは、とっても静かにちゃんと読み聞かせとわたしの話を聞いてくれた。
収容された動物たちがやがては処分される話をしたとき。
「しょぶんって何?」とひとりの子が聞いた。
「殺されてしまうことです。でも、できるだけ苦しくない方法でね。
だけど、せっかく生まれた子ネコや子犬が死ななければならないことは、とっても悲しい事だよね」
わたしがそう言うと、子どもたちみんなの目がしっかりとわたしの目を見てうなずいていた。

こういう瞬間、この子たちはきっと少なからずショックを受けただろうなあと思う。
でも、それを知って、命を大切にしなくてはいけないことをきっと覚えていてくれると信じて話す。

時々こうして小学1年生、2年生にお話をしたとき思う。
まっすぐに人の目を見て、まっすぐに話を受け止め、「はい!」と手をあげて意見を言う行動は、いつなくなっていくんだろう・・・と。
まわりの目を気にしたり、恥ずかしいという意識が生まれて行く過程で、しょうがないことなのかな。




今日はムシムシと暑く、ふれあい犬のロクも、だれ気味なのであった。


お昼前に一度帰宅し、お昼にはまた出かけた。
ずっと楽しみにしていた場所へ!
その話は長くなるので、また明日・・・・。


| ふれあい教室(動物・読み聞かせ) | 21:44 | - | - | pookmark |
働く犬
昨日、今日と明日の午前中は、川崎市動物愛護センターで行われている『ふれあい教室』で読み聞かせをさせてもらっている。
市内の保育クラブのちびっことお母さんが来所され、20分ほどふれあい動物(センター所有の犬、うさぎ、モルモット、フェレット)にエサをあげたり、触れたりし、その後希望者だけ残ってもらって読み聞かせを行う。
ちびっこ対象なので、『名なしのこねこ』ではなく、『ハリネズミのくるりん』『くるりん はじめてのおつかい』を読む。
まだ2〜3歳の子もいるため、ビャ〜と泣き叫んだり、前にトコトコと歩いて来たりしてしまう中、がんばって読んでいる。

さて、今日はふれあい教室で働く犬、ふれあい犬のお話。
ふれあい教室は、今回のようにセンターで行なうだけではなく、真夏の3ヶ月をのぞくほぼ毎日、市内の小学校や保育園に出向いて行われている。
センターの方々5〜6人と、ふれあい動物たちが車で出向く。
うさぎやモルモットは日替わりで交代だが、犬は毎日。
朝出発して、お昼頃戻る。
きっと、『今日は眠いな〜』とか『なんか気が進まないな〜』と思っているときだってあるだろう。それでも働くふれあい犬。
子どもたちになでられても、じっとし、絶対に吠えない。
「おすわり!」「ふせ!」の声にちゃんと従う。

もう5年以上働くロク(男の子)。



まめにシャンプーされているので、いつも毛がフワフワだ。
子どもの時に、川崎以外の施設からやって来て、ちゃんとしつけた後に、1歳ごろからふれあい犬としてがんばっているそうだ。
わたしも、年に数回読み聞かせで参加するたびに、ロクに会えるのが楽しみ。
ロクももう6歳になるので、後を引き継げる犬ができたら、そろそろ引き取り手を捜して、おだやかな日々を送れるようにするらしい。
わたしが犬も飼える環境にいれば、ロクを引き取りたいなあといつも思う。

センターで暮らす今は、ごはんをあげる人、朝の散歩をさせる人、夕方の散歩をさせる人・・・それぞれ役割が決まっているため、ロクもそれをちゃんと理解していて、『この人に甘えればおやつくれるぞ』とか、『散歩!』と使い分けてせがむらしい。頭がいいなあ。
もともとは誰かに飼われていて、そして捨てられた犬にとって、自分を大切にしてくれる人たち、喜んでくれる子どもたちに毎日会う事は、とても幸せな事で、誇りに思い、感謝しているのかもしれない。
そういう愛され方もいいけれど、ひとつの家族に守られるときがくるといいね、ロク。


ロクの後を引き継ぐために訓練中の新人たち。



ココア(女の子)。
正面からのアングルで撮ったら、ちょっと豚さん顔になっちゃってごめんよ、ココア。
まだ子どもで、落ち着きがないようだ。



ハル(男の子)。
片耳が折れていて、そこがかわいい。まだちょっと臆病らしい。


犬たちも誰かのためにがんばって働いている。
だから人間もがんばらなくちゃね。



| ふれあい教室(動物・読み聞かせ) | 21:53 | - | - | pookmark |
読み聞かせ
今日はとっても寒かった!
そんな中、約一ヶ月ぶりに『ふれあい教室』に同行し、読み聞かせを行なった。
先月2回行ったのと同じ小学校、2年生のもうひとつのクラス。

教室に入った瞬間、とってもかん高い声がひびいていた。
元気すぎの男の子が、ものすごい興奮状態で叫んでいた。
『こりゃ、たいへんだあ』と不安になったが、わたしが話し始めると、以外にもちゃんと聞いてくれて、わたしの質問にも自ら手をあげて答えてくれた。
この子は、どんな大人になるんだろうなあと考えて子どもを見ていると、興味深い。
叫んでいた子は、案外大物になるのかなあなどと想像してしまう。

読み聞かせの後の、動物たちとのふれあいの時。
ひとりの女の子が、みんなから離れた場所で、助けをもとめるような目でわたしを見た。
どうしたのかなあと話しかけると、どうやら動物が怖いらしい。
犬を怖がる子はいるが、その子はウサギもモルモットも、フェレットも怖いようだ。
「動物きらいなの?」と聞くと、
「きらいじゃないけど、こわい・・」と。
だから、離れた場所から見ている分にはいいらしく、「かわいい」「フワフワしてるね」などと言っていた。
「動物にかまれたことあるの?」と聞いてみたが、
「ううん、ない」という答えがかえって来た。
「大丈夫だから、いっしょに近くにいってみる?」とさそってみても、どうしてもイヤなようなので、無理はよくないかなあと一緒に遠くから見ていた。

怖い経験もしたことがないようなのに、どうして動物は全部怖いんだろうか。
小さなころから、動物はなんでも好きだったわたしにはわかってあげることができない。
生まれたての赤ちゃんのときには、『動物ぎらいの子』と『動物好きの子』に分かれてはいないだろう。遺伝子の中にそんなのは組み込まれていないだろう。
育って行く過程で、何かがきっかけでいろんな感じ方の子に分かれて行くのだろうか。
子育てをしたことのないわたしには、わからないことが多い。

いろんな子どもに出会って、いろいろ感じられて、とってもいい勉強になる。


そうそう、すごく寒い日だったのに、半袖の体操服のまま、外で動物とふれあっている子どもがいてびっくりだった。
そういえば、わたしが小学生のときも、一年中半袖の子っていたなあ。



| ふれあい教室(動物・読み聞かせ) | 23:36 | - | - | pookmark |
ふれあい教室
19日、20日の連日、午前中は川崎市の西梶ヶ谷小学校で、2年生の子どもたちに読み聞かせをする。

以前の日記でも、何度か書いているこの活動。
川崎市動物愛護センターの方々が行っている『ふれあい教室』に同行させてもらい、わたしの著書『名なしのこねこ』を読んでいる。
そしてその後、捨てられたネコやイヌがどうなるのか、たくさんの動物たちが殺処分されているという現実を話している。

今までは一方的に話し、聞いてもらっていたが、今回は新たな試みをした。
捨てられた仔猫のうち、人間に拾ってもらえなかった子は、その後どうなると思いますか?と質問してみた。
思った以上にたくさんの子どもが手をあげ、話してくれた。
「うちのまわりにいるネコを観察してると、塀の穴みたいなところに入って行って、その奥をのぞいたら、いっぱいネコがいました。ときどき食べ物を口にくわえてボクの家の庭を通るので、どこかでごはんを見つけてるんだと思います。でも、いろいろ大変そうです。」
「ゴミ箱の中に首をつっこんで、食べものをさがしているのを見たことがあります。」
「食べ物をさがしたり、もらったり、寝場所をさがしてくらしてるんだと思います」
こんなふうに答えてくれた。
ほとんどの仔猫は、ちゃんとごはんも食べられず、お腹がすいて栄養が足りずに病気になったり、冬の寒さに耐えられずに死んでしまうそうです・・・とわたしが話すと、ちょっとビックリした顔をする子が多い。
愛護センターに保護されても、ずっと飼い主が見つからなければ殺処分されるのです・・という現実を話すと、顔をおさえてうつむく子もいた。
「では、外で死んでしまうネコやイヌ、殺処分されてしまうネコやイヌ、そんなかわいそうなコたちが、あなたたちが大人になるころ一匹もいない世の中にするには、どうしたらいいと思う?」と、少し難しい質問もしてみた。
「動物を飼うことができるひとが増えるといいと思います」(センターで保護されている動物をひきとれる人がふえるといい・・ということだと思われる)
「捨てられてるのを見たら、拾って優しくしてあげる」
ここで、わたしが言わなければならないことがある。「拾ってあげても、お家の人が飼ったら駄目って言う場合もあるから、相談してから拾ってくださいね。それに、動物を責任をもって飼う事は大変なことです。それをできる人だけが飼わなければなりません」と。
そして、驚くことに、いい答えを出してくれた子がいた。
「ペットショップで買っても、逃がしちゃったり捨てちゃったりしたら、のらネコになるし、飼っている動物を逃がさないようにして、捨てないようにすればいいと思います」と言ったのだ。
そうなんです。それが基本にある大切な改善策なのです。
いくら心ある人が保護して里親を探したり、外のネコたちの避妊手術をしてこれ以上生まれないようにしても、飼っている人の意識を変えない限り、結局かわいそうな動物はいなくならない。

その答えを、小学2年生の子がわかるのだ。
わからない大人が山のようにいるのは、いったいどうしてなんだろうか。
大人になるにつれて、自分中心の考えがムクムク育ってしまうからなんだろうか。

子どもは偉大だと思った。
二日間の数時間に出会った子どもたちが、ちゃんとした大人になって、動物の命を守ってくれますように・・そう切に願う。




| ふれあい教室(動物・読み聞かせ) | 23:55 | - | - | pookmark |
夏休み動物ふれあい教室
川崎動物愛護センターで行われた『夏休み動物ふれあい教室』に参加。
絵本『名なしのこねこ』の読み聞かせと、お話をしてきた。
対象は小学1〜3年の子どもたち16人とそのお母さんたち。
そして、今日はこの絵本の編集者である、アリス館の編集長が聞きに来てくださった。



読み聞かせ前のお話風景。
「絵本作家っていうお仕事は知ってますか?」とか、
「ネコを飼っている人いますか?」
と、質問し、手をあげてもらっている。



読み聞かせ中。
スクリーンには、絵本の絵が映し出される。


さて、今日も16人中、何人の子どもに伝わっただろうか。
一人でもいいので、今日のことを憶えていてもらえたらいいなあ。



話は、ちょっとそれるが、今日は大雨のハプニング。
愛護センターまでは、我が家から自転車で行ける距離なのだが、天気予報では夕方から雨。出発のお昼頃、雲は出ていたが降りそうもなく、大丈夫かな〜と自転車で出かけた。
しばらく走ったところで、ポツポツと降り出す。まずい・・・と思ったときには、すでに大雨。
そのまわりに雨宿りできそうなところはなく、ビショビショになりながら走る。
少し行ったところに『タイヤ館』の看板を発見!屋根の下に自転車をとめ、しばらく雨宿りする。でも、すでに、全身ビショビショなんです。
かばんの中に、折りたたみの傘がある・・・と思っていたら、どうやら忘れたらしく、ない。
どうしよう・・・と途方に暮れていると、お店のおにいさんがタオルを持って来てくれた。
事情を話し、自転車を預かってもらい、タクシーで向かうことにする。
お店の方に、傘までお借りした。
もう、ほんとスミマセン!!!
『タイヤ館』のおにいさんが神様に見えましたよ。
結局、アリス館の方と待ち合わせしたファミレスで、お昼をたべている間に、なんとか髪の毛も洋服も乾いて、ひと安心。何事もなかったように、読み聞かせ。後は、風邪をひかないことを願うばかり・・・。

そして、愛護センターでのお仕事を終え、自転車をひきとり、傘をお返しして帰宅。
お礼に冷たいジュースでも買っていけばよかったなあと、今さら思うのであった。
大切な用事のときは、『まあ大丈夫かな〜』の行動はいけませんね。


| ふれあい教室(動物・読み聞かせ) | 21:20 | - | - | pookmark |
読み聞かせ
昨日、今日の二日間、動物愛護センターの方たちが行う『ふれあい教室』に久しぶりに参加し、絵本『名なしのこねこ』の読み聞かせを行った。
(過去のふれあい教室、読み聞かせ活動については3月5日の日記、3月6日の日記をご覧ください)

今回は、我が家からすぐ近くにある小学校。
二年生の子どもたちにお話しした。
昨日も今日も、ちゃんと静かに聞いてくれて、とてもいい子たちだった。

びっくりしたこと。
昨日は視聴覚室で行ったのだが、なんと、部屋には一人に一台のパソコンが!
そんな時代なんだな〜。話には聞いていたが、実際に目にしてびっくりした。

嬉しかったこと。
今日、読み聞かせとわたしのお話の後、子どもたちが動物とふれあっている時のこと。
ひとりの少年が話しかけてきた。
「名なしのこねこ、家にあるよ」
感動!思わず「ありがとうございます」と頭を下げてしまった。
「お母さんが買って来たの?」と聞くと、
「ううん、おこづかいで買った」と。
思わず涙がでそうになる。
こうやって、偶然読者に出会えると、絵本作家であることをうれしく思う。


時々しかできないが、やっぱりこうやって子どもたちに読み聞かせをすることは、わたしにとって得ることがいっぱいある。


川崎市の動物愛護センターが、5年前に引っ越して来たこの家の近くにあったこと。
引っ越して間もなくニヤを保護し、『名なしのこねこ』を出版したこと。
そして、昨年からその読み聞かせを始めたこと。
これらの出来事は、なんだか神様が仕組んだことのように、感じるときがある。
だから、この活動で出会う子どもたちからもらう喜びやエネルギーも、きっと今のわたしに必要なものであるんだろうなあと思っている。



| ふれあい教室(動物・読み聞かせ) | 23:14 | - | - | pookmark |
桜が咲く校庭で
午前中、川崎市稲田小学校にて、読み聞かせを行う。
わくわくプラザ(学童保育)の子供たち50人くらいの前で。
以前の日記同様、動物愛護センターの方々との活動。
校舎で読み聞かせとお話をした後は、桜が咲く校庭で、子供たちはセンターの動物たちとふれあう。

今日は、一年生から六年生までの子供たちが対象だったので、『名なしのこねこ』を読む。
読み終わった後、捨てられたネコたちがどうなるのかという現実、殺処分されている動物の数・・・それを子供たちにわかるように話す。
人間も動物も、命の重さは同じなんだよということを、これから先ずっと覚えていてください、と伝える。

いつも、殺処分の話をするとき、つい涙声になってしまう。
何度経験しても、そこで悲しい感情がわいてきてしまう。
ここで泣いたら『なんだ?このおばさ〜ん』となってしまうだろう。
いかんいかん、と気をとりなおし、なんとかのりこえる。はあ、情けない。

終わった後、ひとりの少年が、「こんにちは」と近寄ってきて、自分のうちの犬の話をしてくれた。
そして、動物とのふれあいの時間も終わり、わたしたちが帰るとき、彼はわたしの前に再び来て、「ありがとうございました」と頭をさげた。
わたしも「ありがとうございました」と頭をさげた。
聞いてくれて、そしてちゃんと何かを感じてくれてありがとう、という気持ちだった。

子どもたち全員に、伝わるとは思っていない。
ひとりでもいいから、伝わってくれたらといつも思う。
だから、こんな会話ができただけで、わたしはまたうれしくて泣きそうになる。
(涙腺の緩み具合が異常かもしれない・・・・・)




午後、近くのスーパーマーケットまで買い物に行った帰り道、満開の桜の木の下に、折れた枝が落ちていた。風で折れたのだろうか。
まだ花がきれいに咲いていたので、拾って帰り、洗面所の壁に飾った。
(ネコのポロンが、花の香りがすると必ずやってきて、茎や枝を噛んでしまうため、我が家では高い場所にしか、花を飾れないのである)

| ふれあい教室(動物・読み聞かせ) | 00:28 | - | - | pookmark |
動物愛護センターで働く人
今日も午前中は、動物愛護センターで絵本の読み聞かせ。

動物愛護センターの方々の活動に参加させてもらうようになり、たびたびセンターに行く。
初めて訪れたときは、ここで収容された動物たちが殺処分されるのか・・・と思うと、なんともいえない気分だった。
収容されているネコや犬に会ったこともある。
元気いっぱいで新しい飼い主を待つ子もいるし、病気を治療中の子もいる。
掲示板には、収容されている動物の情報がかかれた書類がはってあり、三日たった後はそこからはずされる。
いろんな想いが胸に広がり、ここに収容される動物が減りますようにと、ますます強く思う。

センターの職員の中には、獣医師免許をもった人たちが何人もいる。
ケガや病気をもって運ばれた動物たちの簡単な治療は、センターでこの方々がしているようだ。動物病院のような設備はないので、避妊手術などはできないらしい。
『ふれあい教室』で、子供たちに動物のことを説明したり、聴診器で心臓の音を聞かせているのも、この人たち。

先日、そのひとりと話をした。
動物愛護センターに勤務して初めのころは、動物を殺処分することが、つらくてつらて、ストレスで体調が悪くなるほどだったと。
センターに運ばれた時点で、もう助けられないと判断できるほどのケガや病気である動物に対しては、まだあきらめがつくが、元気にできるかもしれないとしばらく治療した動物が、結局殺処分という結果になった時・・・それは、何年も経験した今でもつらいと。
慣れることではないと。
あとは、飼い主がもう飼えない事情があるからと持ち込んだ動物で、まだ生きられるだろうなあという子を処分する時のつらさ。

獣医師になる勉強をしたのだから、動物を愛していないはずがない。
動物の命を救いたいから、獣医師になったのだと思う。
だから、その命を絶たなければならないのは、悲しくないはずがないだろう。

これからの季節、春になると、子猫がたくさん運ばれてくる。
多少病気にかかっていても、限られた予算、設備の中で、元気にして飼い主をみつけてあげたいと、センターの獣医師さんは考えている。


世の中にはいろんな仕事があるけれど、それぞれの人が抱える苦悩は、なかなか周りには解らないものだと思う。
愛護センターの方々の苦悩の本当のところは、わたしには解っていないと思うけれど、こうやって知り合い、話を聞くことができて、よかったと思っている。

| ふれあい教室(動物・読み聞かせ) | 23:07 | - | - | pookmark |
ふれあい教室
今日も『ふれあい教室』に参加する。
青空の下、あたたかい日ざしの中で、子供たちはうれしそうに動物たちにふれあっていた。



昨年から、この『ふれあい教室』に参加し始め、いろんな発見や驚きがある。
動物が飼えないという住宅事情の中、実際に動物に触れたことのない子供が多い。
東京の都心などでは、きっとなおさらだろう。
愛護センターの方は、聴診器で犬の心臓の音を子供たちに聞かせる。
人間の心臓の音も聞かせる。
子供たちは、動物が人間と同じ生き物であることを知り、感じる。
うさぎや犬をなでた後の子供に、
「わんちゃん、かわいいねえ。」などと声をかけると、
「ふわふわだった!」とか、
「あったかかった!」
と、目をきらきらさせて答える。

こういうとても単純なこと、普通のことが、子供にとってはきっととても大切な出来事で、これから命を大切にできる大人になるためにはかかせないことなのだと思う。

昔は一軒家に必ずといっていいほど犬やネコがいたり、近所にいた。
わたしの家にはいなかったが、近所に大きな犬がいて、いつも近くにいってはなでていた。
今も、その犬の名前をおぼえている。

どうか、この子たちが大人になったとき、命を粗末にしない人でありますようにと思ってながめていた。
小さな動物たちの命を大切にできることは、人間同士の命を大切にすることにもきっとつながる。
争いがなくなることにも、つながるかもしれない。


今日も絵本の読み聞かせを終えて、子供たちとお母さんたちに
「きいてくれて、ありがとうございました」
とあいさつをすると、
「楽しかったー!」と言う子や、
「ありがとう」と言いに来てくれる子もいた。

こういう瞬間があるから、大変な制作期間があっても、絵本作りはやめられない。

| ふれあい教室(動物・読み聞かせ) | 14:56 | - | - | pookmark |
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