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命、ギガ長ス

 

昨日、松尾スズキさんの二人舞台を観にいった。

富山(私が今住む石川県のとなり)に来たので。

 

松尾さん演出、出演の舞台は久しぶり。

今回は松尾さんが立ち上げた東京成人演劇部の舞台。その第1作目。

 

女優、安藤玉恵さんとの二人芝居。

 

 

素晴らしかった。

行ってよかった。

 

 

会場でもらった紙に印刷された松尾さんの挨拶文に、
「実際、書き下ろしを演出し、演じるのは、結果、若いころに比べたら、まあまあ苦しいです。……
楽しもうとして始めた仕事ですが、結果苦しい。……」
というくだりがある。
天才・松尾スズキ56歳でもそうなんだなあと思い、救われた気持ちになった。
でも松尾さんの舞台には苦しみは感じられない。

そこがプロなんだな。


 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 映画・舞台 | 14:19 | - | - | pookmark |
「キツツキと雨」
先日、レンタルして「キツツキと雨」を観た。 

タイトルだけですでに“いい映画”の予感。
観終わって、“とてもいい映画”だった。

この監督・脚本、沖田修一さんは「南極料理人」の監督。
「南極料理人」がとってもおもしろかったので、きっとこれもいいに違いない。。。と思っていたら大正解。

観終わったあと、こころにふんわりとしたあたたかい、でも芯に強いものが入っている感覚が残りましたよ。

映画はいいね。
ちょっとこころにもやっとしたものがあっても、それを消してくれたり、硬いものをやわらかくしてくれる。



そして、この映画関連に使われているイラストがとてもいい。
どなたの絵かしら?と調べてみると、秋山 花 さん。
失礼ながらこれまで存じ上げませんでした。
まだ若いのね、20代だ。
絵本も出してらっしゃる。ぜひ見てみよう。


それから、主題歌の「フィルム」もいい。
星野源さんの曲。
映画にぴったりで、エンディングで流れるこの曲がさらにこころをやさしくつつんでくれる。
またもや大人計画のメンバーが大活躍ではないですか。
うれしいなあ。




そうそう、この映画の中にはなんども味付け海苔を食べるシーンがでてくるのだが、それがなんともおいしそう。
ウィンナーソーセージをくるんで食べるシーンもあり、えっ?それおいしいの?と試したくなった。
普段、化学調味料はできるだけ禁止の我が家ですが、とくべつに味付け海苔を買ってきてためしたところ、うまい!!
ちょっとはまりそうです。



映画とは関係ないけれど、いや、タイトルにはちょっと関係あるかな。
雨がよく似合うアジサイがベランダで咲きはじめた。



何年か前に花屋さんで売れ残っていたものをいただいた。
昨年は咲かなかったのだけれど(おととしもさかなかったかな…)今年はなんだかとっても美人さんに咲いた。
つぼみは青く、開きはじめると花びらのフチから赤くなっていき、最後には赤く染まるかわったアジサイ。
変化してる途中のこの状態がいちばん好き。



最近は、梅雨が近づいてきているなあとかんじる空気ですな。





| 映画・舞台 | 11:24 | - | - | pookmark |
舞台「八犬伝」
今日は渋谷のシアターコクーンへ舞台「八犬伝」を観に行ってきた。
大好きな俳優、阿部サダヲさんが主演。
今の世の中に合ったメッセージがこめられた演出で、すばらしかった。

八犬伝と言えば、小学生のころNHKで放送されていた人形劇の「新八犬伝」大好きだった。
月曜から金曜まで毎日夕方15分、ものすごく楽しみだった。
いまあらためて観てみたいな。

それにしても、私が初めて阿部さんの舞台を観た13年前は、“大人計画の阿部サダヲ”だったのに、いつの間にか“日本の阿部サダヲ”になっていた。 
うれしいような、ちょっとさみしいような。



写真は、八犬伝に出演してる田辺誠一さんが描いたイラストのTシャツ。
たぶん犬(笑)
いいなあ、田辺画伯。




| 映画・舞台 | 20:36 | - | - | pookmark |
映画「ライフーいのちをつなぐ物語ー」
わたしは、動物の生態を見る事ができるドキュメンタリー映画、映像を観るのが好きだ。
子どものころ「野生の王国」という番組があり、毎週かかさず見たものだ。
なぜ、動物のことにこんなに興味があるのか自分でも不思議だけれど。


映画「ライフ」を観に行きたいなあとずっと思っていながらなかなか行けず、昨日やっと見にいった。

すばらしい映像技術と撮影スタッフの撮影と地球、生き物に対する愛情が感じられる映像は、大きなスクリーンで観てよかったと思う。


3年前「アース」も観たけれど、今回は命をつなぐそして守る動物たちの“母性”をより感じた。

エピソードのひとつとして、ミズダコのはなし。
ミズダコは生涯に一回だけ海底の岩陰で産卵をし、敵から卵を守るためにずっとそこを離れない。
その間なにも食べないそうだ。
そして、やっと孵化した赤ちゃんたちが泳ぎ出すのを見届けた後、その生涯を閉じる。
わたしは涙が止まらなくなってしまって、もういったいどうした!というほど泣いてしまっていた。
(たぶん劇場で、泣いてるのはわたしだけかと思われます)

ニホンザルのはなし。
ニホンザルが冬の寒さをのりきるために、地獄谷の温泉に入る映像。
よくテレビや本でもそういう場面を見た事があったけれど、じつは温泉に入れるのは強いサルの家族だけだそうだ。
強いサルのもとに生まれた赤ちゃんザルは、温泉に入ってポカポカになる。
弱いサルのもとに生まれた赤ちゃんザルは、母ザルによりそって震えながら雪の中、温泉をうらめしそうに見る。
わたしはこのことを今まで知らなかったので、「みんな温泉に入ってうれしそうだねえ」などとお気楽に考えていたものだから、相当ショックであった。


まだまだ他にも、いろんな動物たちの生き抜くための知恵、勇気、愛・・・があふれる作品。


「この映画を観終わった人は、生きる勇気を動物たちからもらえる」といったようなことが、宣伝のコピーで書かれていたように思うが、なんとわたしは落ち込んでしまった。

こんなにも一生懸命生きている動物たちが暮らす地球で、人間はなんて愚かな進化をたどっているのかと思うと、落ち込んでしまったのである。

自分さえよければ、便利であれば・・と、たくさんのエネルギーを使い、あふれんばかりのモノを作っては余らせ、そのために自然を破壊し、空気や海を汚染している。
原発の排水は海の温度を上昇させる。
そして、放射能でずいぶん汚してしまった土地や水は簡単には元に戻せない。


そんなことを考えながら映画を見たものだから、3年前に「アース」を見たときよりも、苦しくて苦しくて、落ち込んでしまったのだ。


自分にできることはなんだろうか。
わたしは子どもを生まない人生となったので、未来へ命を繋ぐ事はできなかった。
じゃあ、そのかわりにできることはなんだろう。
できるだけ、地球に住む仲間として、他のいきものたちに迷惑をかけない生き方を、どう選べばいいだろう。
わたしが作る絵本は、何かのために役立っているだろうか。
商品として、消費されるものとして、どんどん作るのもどうなんだろうか。


悶々とそんなことを考えています。

たまにはいろいろ考えるのもいいかなと、気持ちのままに悶々としようと思います。





| 映画・舞台 | 17:21 | - | - | pookmark |
『マザーウォーター』
日曜日、映画『マザーウォーター』を見た。
とても、とてもよい映画だった。
水の音や空気のにおいを感じる映画。

出ている俳優さんみんなが大好きな方ばかりであるのはもちろんのこと、スクリーンの中の風景、建物、庭の草花、インテリア、使われている小物、服、そして音楽、カメラワーク、すべてが好み。
エンディングの大貫妙子さんの曲が、びっくりするほどぴったり。
こんな街でこんなふうに暮らしたいなあと思う、そんな映画だった。
そして、かなり深いです。
それから、豆腐を一丁、食べたくなります。

コーヒーのお店で、ゆったりとコーヒーを飲みながら文庫本を読むシーンを見ていて、こういう生活の場には、電子書籍は合わないなあと思った。
そして、最近よく考えていた電子書籍化について、また考えた。


電子書籍のこと・・・長くなりそうなので、また明日。







| 映画・舞台 | 00:05 | - | - | pookmark |
『借りぐらしのアリエッティ』
やっと見に行った、『借りぐらしのアリエッティ』。

小さな人が主人公なので、物語が繰り広げられる世界はとても小さい。
人間が住む家とその庭。そのまわりの森の一部。
今までのジブリ作品の壮大な世界観とは違うけれど、わたしはその小さな人から見た世界にとても感動した。
小さな人たちが床下に暮す人間の家の庭には、きれいな花がたくさん咲いている。
野の花がいっぱいで、その描写がすばらしく、わたしは草花の絵に見とれていた。

ヒメジオン、ツメクサ、エノコログサ、タデ(イヌタデかな?)、ノアザミ・・・そして、家の外壁を這うアイビー、しそやバジルなどのハーブ。
ヒナゲシも咲いていた気がするのだけど、季節的に違うかもしれないな。
夏の庭の植物たち。
野の花好きにはたまりません。
人間から見ると小さな野の花が、小さな人の家ではとっても大きな花器に生けられている。
エノコログサ(ネコジャラシ)の花穂が自分の身の丈ほどあるのだから。

小さな人たちから見た人間が使うものや、その辺を歩く小さな虫たちの描写もすばらしい。


そして、やはりいつものジブリ作品同様、アリエッティはやさしくて強い少女だった。


もう一度ゆっくりと、その庭の絵を見てみたいなあ。
東京都現代美術館で開催中の『借りぐらしのアリエティ×種田陽平展』に行きたくなった。
10月までやっているので、行けるかな。



| 映画・舞台 | 23:40 | - | - | pookmark |
映画『プール』
水曜日、映画『プール』を見た。
レディースデイ、1000円である。
映画館によっては夫婦50割引などというものもあり、夫婦どちらかが50歳以上の場合、ふたりとも1000円になるらしい。そうなったら、いっぱい見よ〜!

話はそれたが、『かもめ食堂』『めがね』に続く小林聡美主演の映画。
前作品ふたつは映画館に行っておらずDVDで見たのだが、今回はきれいな映像を大きなスクリーンでどうしても見たかった。

前作品たちもそうだったけれど、今回はさらに台詞が少なく、表情や空気感、美しいタイの風景、音楽でなりたっていた映画。
大きな盛り上がりやハラハラドキドキもなくゆったりと流れるストーリーなのだが、芯にはちゃんとメッセージがあるので、心の奥の方のスイッチを押され、ぐっとくることもあった。
そして、前作品同様、食べるシーンと料理する場面が多く、食べることが好きな人にはたまらない。
その中でも、おやつにバナナフライを作って食べるところがわたしは好きで、近々バナナフライを作ってみよう!と思っている。
見終わったあと、心があたたかくなり、ゆったりおいしいものを作って食べようと思うことは間違いなしの映画である。
詳しいストーリーについてはコチラをご覧ください。


無理をせずに生きている人たちが描かれているこの映画をみると、自分もそうでありたいなあと思う。
だけど、生きて行くには、働くことや時には無理してでもがんばらなくてはいけないことも必要で、実行するのは簡単そうだけれど実はとっても難しいことなのだと思う。
とくにわたしのように、負けず嫌いであったり、夢中になるとがんばってしまう性格の人間にはとっても難しいかもしれない。
でもそろそろ、無理をしないことを考えるべき年齢かなあ・・・と、最近たまに思う。
気持ちは変わらなくても、年齢にともなう体の変化は、自然に逆らえないからなあ。



| 映画・舞台 | 14:05 | - | - | pookmark |
映画『犬と猫と人間と』
絵本『セミのたね』の編集の方から、先日一枚のハガキが届いた。
映画『犬と猫と人間と』の試写会の招待ハガキ。
そのタイトルからだいたいの想像はついたが、イントロダクションを読み、その編集の方がわたしにハガキを送ってくださった理由がはっきりした。

かわいいですか? それとも かわいそうですか?

町を歩けばあちこちで目にする光景があります。それは、散歩中の犬や、路地裏でくつろぐ野良猫たちーーー。
しかし、全ての犬と猫が幸せな一生を送れるわけではありません。空前のペットブームの影で、日本で処分される犬と猫は年間30万頭以上。一日に1000匹近くが殺されている現実があります。あなたは、犬と猫たちのことをほんとうに知ってますか?


飯田基晴監督による、ドキュメンタリー映画。

「すばらしい映画です」と編集の方が書き沿えた一行。
わたしは、見なければ、と思った。
編集の方はわたしが出版している絵本『名なしのこねこ』のことや、ホームレスのネコさんたちの世話をしていることなどを知っていらっしゃる方なので、このハガキを送ってくださったのだと思う。
でも、正直なところ、最後までちゃんと直視できるか、泣きくずれたらどうしようとか、心配がふくらみ、行くまで緊張していた。

映画は1時間58分。
わたしは、何度も涙があふれたが、目は覆わずに全て見た。がんばった。
つらい場面もあった。
でも、うまい具合いに、ふふっと笑えるような微笑ましく、幸せな気持ちになる場面も入っていて、涙を乾かすことができた。
ナレーションを飯田基晴監督自らつとめ、どんなにつらい場面も、へんに観客に泣かせるようには作っておらず、淡々と伝えている。
そこがいいなあと、わたしは思った。

この映画は、ひとりの猫おばあさん(何十年もの間、捨てられた猫たちを救い、不幸な猫を減らす活動をなさってきた方)が監督に「動物たちの命の大切さを伝える映画を作ってほしいの。お金は出します。」と言い出したことから、作られたそうだ。
おばあさんが、飯田監督を見込んで依頼したのだ。
4年という月日をかけて完成したこの映画は、最初は監督自身知らなかった動物愛護のいろんな問題を調べ、いろんな施設を取材し、撮られている。
イギリスへも渡り、動物たちを保護して新しい飼い主に譲渡するシェルターについても取材されている。イギリスでは犬や猫はペットショップで販売されず、飼いたい人は直接ブリーダーから買うか、保護団体施設(シェルター)からもらうという現実の事も。

とても丁寧に、動物たちに愛情を持って作られているなあと感じた。

わたしは、この映画を、すでに動物が好きで愛護精神を持っている人だけではなく、あまり興味をもっていない人にぜひ見てもらいたいと思った。
わざわざチケットを買って映画館に足を運ぶのだから、興味がなければ難しいのかな・・。


・・と、わたしがそんなこと考えるのも変だけど、この日記で知った方たちにはぜひ見ていただきたいです。
見て見ぬふりをしてきた方も、目を覆わずに大きく開いて現実を見てください。
動物が好きな人は、とくに興味がない友人もさそって見に行ってください。


動物の命の尊さを知り、犬と猫と人間がみんな幸せである世の中になりますように。
まずは、現実を知る事です。






10月10日(土)より東京都ユーロスペースでロードショー 
Tel : 03-3461-0211

順次公開予定
大阪府 第七藝術劇場  TEL:06-6302-2073
愛知県 名古屋シネマテーク  TEL:052-733-3959
神奈川県 川崎市アートセンター TEL : 044-955-0107
京都府 京都みなみ会館  TEL:075-661-3993
兵庫県 神戸アートビレッジセンター TEL:078-512-5500
北海道 シアターキノ  TEL:011-231-9355
北海道 苫小牧シネマトーラス TEL:0144-37-8182
静岡県 浜松 CINEMAe_ra TEL:053-489-5539
広島県 横川シネマ TEL:082-231-1001
岡山県 シネマクレール TEL:086-231-0019




映画を作ってくださいと言いだしたおばあさんは、残念ながら、映画完成を前に亡くなられたそうだ。
でもきっと天国で喜んでらっしゃるだろうなあ。
天国からきっと見ているだろうなあ。



| 映画・舞台 | 22:47 | - | - | pookmark |
20世紀少年<最終章>ぼくらの旗
映画『20世紀少年<最終章>ぼくらの旗』を見にいった。
第1章、第2章も映画館で見ていて、春からずっと、ずっと、この最終章を待っていた。
公開日に行きたいくらいの勢いだったのだが、何かと行けずに、やっと行けた。

ストーリーについては詳しく書けないが、一言、「いたく感動した」。

スクリーンに『おしまい』の文字が出て、館内が明るくなってからも、わたしは席をたてなくなってしまった。
涙がとまらなくなってしまったのだ。
まわりには、そんな方はいらっしゃらない様子だったけれど。
ちょっと泣きすぎだとは思うが、せつない気持ちでいっぱいになってしまった。


ほんとうにいい映画だった。
とても深い話だった。
見にいかれる方は、1章、2章のDVDをしっかり見てから、ぜひ!


そして、明日は、目を覆わずに全て見られるかどうか不安な映画の試写に行く。
それについては、また明日。


| 映画・舞台 | 23:38 | - | - | pookmark |
映画『パコと魔法の絵本』
水曜日の夜のこと。
映画『パコと魔法の絵本』をやっと見に行った。



監督は『嫌われ松子の一生』や『下妻物語』の中島哲也。
この前日記に書いた、大好きな大人計画の俳優、阿部サダヲが出ていることもあり、公開前から楽しみにしていたのだがなかなか行けず、やっと。
ほとんどの映画舘では上映がすでに終っている中、運よく川崎のチネチッタではギリギリ上映中だったのだ。

期待以上のおもしろさ、そして感動的な映画だった。

一番心に残った言葉があった。
入院患者の一人である主人公(役所広司)が涙を流したとき、
「子どものときから今まで一度も泣いたことがない。
先生、涙ってのは、どうやって止めるんだ?」と医者に聞く。
「簡単です。いっぱい泣けば止まります。」と医者は答えた。
それを聞いたわたしもまた泣いた。

簡単なことだけれど、悲しいときや苦しいときに、それを認めずに泣かない人は多いと思う。
泣かないというより、泣けないのかもしれない。
腹がたったときは怒って、泣きたいときはがまんせずに泣いて、楽しいときはいっぱい笑う。
それは、人間がバランスをたもって生きるために、絶対必要なんだと思う。
そうでありたいなあと思う。

おもしろくて笑いいっぱいの映画だが、そんな深い事を考えた映画でもあった。
上映はもう終わってしまうが、DVD出たら、ぜひご覧ください!



チネチッタ川崎はもうクリスマスになっていた。


| 映画・舞台 | 23:54 | - | - | pookmark |
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