大変ごぶさたしております。
3ヶ月ぶりです。
4月のwatagumo舎さんでのオンライン個展は無事終わり、作品は完売いたしました。
ありがとうございました。
そのあとは、のんびり休んだり、仕事をしたり、色々でしたが、コロナのことでやはり精神的にストレスフルな日々を過ごしました。
もともと体があまり丈夫ではないので(免疫も弱い方なので)余計に怖いのだと思います。
私よりもっともっと怖い、不安な思いをして過ごされている方はたくさんいらっしゃると思うのに、情けないなあと思いますが。
もうしばらくは、コロナがいつも身近にあるものだと気をつけた上で、あまり過度に神経質にならないように楽しく過ごさなくてはいけませんね。
どうぞ、皆様も十分気をつけながら、今できることで楽しくお過ごしください。
さて、個展のことを投稿したころに、2月に愛猫チャイ(享年9歳)を病気で亡くしたことを書きました。
詳しくはまだ書く気持ちになれない、、、というのが、ずっと続いていました。
一度は気丈に乗り越え(無理をしていました)、個展作品の制作をしたのですが、そのあとジワジワと抑えていた感情が出てきて、ペットロス状態になっていました。他に3ニャンもいるというのにペットロスとは、3ニャンに失礼極まりない!ですね。
チャイは、生後1.5ヶ月くらいで我が家に来たので、赤ちゃんからずっと育てたからでしょうか、私にとっては息子のような猫でした。
甘えん坊な子で、いつも近くにいて、夜も私の脇腹あたりにくっついて寝ていました。
本当にかわいい子でした。
1月のある日嘔吐をし、食欲を失くしました。そんなことは今までなかった子なので、病院へ連れて行くと、血糖値がとても高くなっていました。一晩入院をしましたが、小さな頃から病院が大嫌いな上に、他の猫や犬がいる場所で過ごすなんて、チャイには我慢ができないことで、全くおしっこをせずに、余計に具合が悪くなりました。
なので、お願いして退院させ、家でできる闘病をしましたが、一時は良くなった状態がまた悪化し、2月18日に亡くなりました。
血液検査では陽性と出なかったのですが(それは慢性である期間が長いと出ないこともあるそうです)膵炎を併発していたと思われます。もともと膵炎が慢性化していて、やがて糖尿病になったのかもしれません。
入院した時は、その膵炎が急性期となっていたと思われます。
食事療法しかできない、治す方法はない膵炎。
一度は自宅で鳥手羽先の煮こごりを食べさせて少しずつ元気になりましたが、煮こごりが好きではないチャイはそのうち食べることを拒否し、他の子が食べているゆでササミやウェットフードを食べたがりました。
少しでも消化が良くて、好きなものを食べさせてあげたい、、、と思った私が、煮こごり以外のものを与えて、また悪化させたのかもしれません。
でも、私にはそうするしかできませんでした。
なので、私の中にはずっと「チャイが慢性膵炎になっていたことに早くに気づかなかった私のせいだ」「最後に好きなものを食べさせたから悪化して死んでしまったんだ」という、自分がチャイを殺した、、、という気持ちがありました。
今でもその気持ちは全くなくなった訳ではありません。
こうやって書いていても、苦しくて涙が出ます。
そんなダメな飼い主に、チャイは最後に愛をくれました。
あぁ、もう今夜さよならだろうな、、、と思った夜、チャイを私の脇腹のあたりに寝かせ、体に手を当てて話しかけました。
「ありがとうね。チャイがきてくれて幸せだったよ。大好きだよ。チャイが嫌じゃなかったら、また生まれ変わってここにおいで。病気にさせてごめんね」そんなことを何度も何度も話しました。
そして、朝、チャイはもうほとんど意識がない状態だったのに、いつも甘える時にするエアーふみふみをして、一度大きな息を吐いて、亡くなったのです。最後まで甘えてくれました。
再び悪化した後に、チャイが大嫌いな病院での治療を選ばずに、家で過ごさせたこと、これは間違いではなかったんだな。。。と救ってもらえました。
こういう気持ちをひきずった状態で、ニヤ(17歳)の雄叫び(認知症の症状が出てきてからは、トイレに行く時も、ずっと鳴きながらウロウロとしばらく歩き回り、用を足すまで、用を足したあと、鳴くことが多くなりました。自分でなぜ鳴いているかわからない時もあるのかもしれません)やミケちゃん(10月に18歳)の「ごはんちょうだいよ!」の鳴き叫び(やはり年齢的に少しはボケているのか、耳が遠いから大声になるのかもしれません)が続く毎日は、仕事に集中できないこともあり、辛くなってチャイの写真を見ながら泣くことが増えていました。
チャイがいてくれたころは、私の心のバランスがとれていたのだと思います。
チャイが癒してくれていたのかな。
コビー(10歳)はもともとあまり人間に寄り添うタイプではないので、チャイが亡くなってから少し甘えるようにはなったものの、一緒に寝るなんてありえない子で、癒しを求めてはいけない猫さんです(笑)
こんな状態は自分にとってダメだなあ。。。。と思い始めた時に新しいご縁が繋がりました。
ニヤが通う病院のお知らせ用のLINEで「里親募集」のお知らせが。
患者さんのお家の敷地内でごはんをあげていた猫さんが子猫を生み、生後1ヶ月ちょっとを過ぎたころに保護。
お母さん猫は現在その方が家の中に入れるために、奮闘中です。
タイミング的にこれはもしかしたらご縁かねえ、、、と夫と一緒に会いに行きました。
それまでは茶トラの子猫の里親募集にしか目がいかなかったので、実は行く直前まで『うーん、どうなんだろうね』という迷いの気持ちもありました。
が、そのお宅の玄関を開けると、奥の部屋からすごい勢いで子猫が走ってきて「ミーッ!」と鳴いたのです。
運命の出会いでした。
出会いって、探すものではなくて、色や模様がどうとかではないんだなあと思いました。
「チャイの代わり」を求めて茶トラの子をお迎えしていたら、きっとチャイと比べてしまい、失礼だったかもしれないなと今思います。
新しい家族、カイです。
まさかちょび髭模様の子が来るなんて想像もせず。
のびのび、すくすくと育ち、もうすぐ1キロになりそうな勢いです。
たぶん5月下旬くらいに生まれたであろうと推定されるので、つい昨日、誕生日を決めました。
5月27日。
この日は、チャイの百か日です。
百か日忌とは別名「卒哭忌(そっこくき)」。
声をあげて泣く「哭」の状態から卒業する、そういう意味合いがあるそうです。
私はまだそのころも泣いていましたが、きっとチャイがカイとの縁を繋ぎ、「もう泣かないでよ」と言っているのだと思っています。
カイがチャイの生まれ変わりなのか(ちょっと早すぎる)、そうではなく送り込んでくれた子なのか、
それはわかりませんが、カイの命のエネルギーを日々受けるおかげで、我が家に笑いが多くなりました。
こんなに毎日笑うっていつぶりだろう、、、と思うくらいです。
カイが来てからは、たぶん気持ちのバランスが取れるようになったからか、ニヤやミケちゃんの雄叫びやわがままぶりがあっても、穏やかな気持ちで対応できるようになりました。
老いていく一方の3ニャンと二人の我が家に、力を与えてくれるカイ、ありがとう。
カイと3ニャンたちは、今少しずつ対面をさせていてお互いにストレスにならないように気をつけながら一緒に暮らせるように頑張ろうと思っています。
その様子はInstagramで投稿しているので、ご興味のある方はご覧ください。
そして、チャイ。
あなたは永遠に私にとって大切な猫です。
代わりになる子はいません。チャイは永遠にチャイ。
ずっとずっと大好きだよ。