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今年をふりかえる 2017

紅白歌合戦を見ながら、ずっとブログを書いています。

今年の一番大きかった出来事(仕事)である、石川県立中央病院 小児科のアートワーク。

今年中に全て書き記しておきたかったのです。

やっと書き終わりました。

 

カテゴリー『石川県立中央病院アートワーク』で全てが見られます。

長いですが、ご興味のある方はぜひご覧ください。

 

 

今年はほぼずっとそのことに関わっていました。

他の仕事もし、展覧会への作品も作りましたが、やはり病院の仕事があまりにも大変で大きかっただけに、他の記憶が飛んでしまっているのです。

1年があっという間で、時間が経った感覚があまりありません。

記憶を失っている期間があったような、そんな感んじです。

 

そして、今思っていること。

自分の持つ力はたいしたことがないなということ。

もっともっと力をつけたい。

もっともっといろんな絵を描きたい。

絵本を描きたい。

 

意欲がたくさん湧いています。

 

でも、来年の目標を持たないことにしました。

その時その時、やりたいと思ったことを流れのままにやろうと思います。

やりたくないことはやりません。

 

流れに身を任せ、その時のベストを尽くしたい、

そんな年にできたらいいなあと願っています。

 

 

今年も、このブログでは仕事に関係することばかりでしたが、

読んでくださった皆様、ありがとうございました。

 

暖かい言葉をくれる周りの皆様、友だち、

近くで支えてくれ笑わせてくれる夫と猫たち。

みんなに感謝しています。

 

今年も一年ありがとうございました。

今夜寝て起きたら、新しい年。

でも何も変わったわけではなく、今年と同じように1日1日を大切に、毎日を楽しく生きていけたらと思います。

 

何よりも健康を保ち、来年もまたその年を笑顔で振り返られますように。

 

 

 

コビー、7歳。

ニヤ、14歳。

 

 

 

チャイ、7歳。

 

 

 

ミケちゃん、15歳。

 

4ニャン皆さんも元気です。

 

 

 

 

| 日々のできごと | 23:32 | - | - | pookmark |
石川県立中央病院 小児科アートワーク 7  あとがき

以上、石川県立中央病院 小児科アートワークについて長々と投稿させていただきました。

 

1回目の投稿から、カテゴリー「石川県立中央病院 小児科アートワーク」で全てが読めますので、ご興味を持っていただいた方はご覧ください。

 

 

いろんなことが起こり、大変でしたが、この仕事に関わることができたことに感謝しています。

 

迷ったり、難しかったのは、絵本や挿絵の仕事とは違い、『気に入った人が選んで買う』ための絵ではなく、選ぶことができずにその病院では絵を見ること、絵が描かれた病室に入院するということでした。

その場所を利用する子が『いやだー』『こわいー』というマイナスの感情を持ってしまっては困るということです。

かといって、万人に受けるようなものを意識するのは違うしできないこと、キャラクターグッズのような可愛さのものにはしたくない、そんないろんな気持ちが交錯しました。

 

そういうことを全て消化できたのか、私にその力があったのか、本当のところ自信はありません。

全てが初めてのことで、自分を信じて進むしかなかった。

 

経験の少なさ、力の足りないことを思いました。

もっともっと、力をつけたいと思いました。

 

 

その上で、もしまたこのような病気の子どもたちのためにできる仕事があれば、ぜひやりたいと思っています。

もちろん、そんな依頼があったらの話ですが。

 

そして、自分が5年前に大病をしたことで、病気を持つ人の気持ちを知れたことをこういう形で生かすことができたこと、幸せに思います。

やはり、自分の身に起こることには全て意味があるのかもしれません。

 

 

長々と読んで見てくださった方々、ありがとうございました。

 

 

 

| 石川県立中央病院 小児科アートワーク | 23:12 | - | - | pookmark |
石川県立中央病院 小児科アートワーク 6(入院病棟 2)

引き続き、小児科入院病棟のアートワーク。

 

部屋ごとに違う動物の絵を入れたいという要望が県からありましたが、1度目のラフスケッチ提出後、壁紙印刷が出来なくなったことと同様、ドア全体に印刷したフィルムを貼りこむことはできないことになりました。

何か修繕などする必要が出た場合に、その絵の部分だけ取り外し可能な方法をとりたいと言われました。

かといって、絵を印刷したシールのようなものを貼るつけるのは、剥がれる不安があること、せっかく最初からの建設に伴ったものなのに後付け対応のように見えるのはもったいないと思う、、、そういう理由からずっと私は賛成をできずにいました。

 

そんな状況のところに、もともと私を抜擢してくれた方(高校の同級生だったMくん)がとてもいい提案をしてくださったのです。

(Mくんは私を推薦してくれた後、人事異動で担当ではなくなったのですが、特別に打ち合わせに参加してくれました)

 

各病室のドアには、上部に丸窓がつく設計になっていました。

室内を大人(看護師など)が見ることができるように。

それと同じ大きさの丸窓を、ドアの下部にも作り、そこから動物たちがのぞいているようにしてはどうだろう、という素晴らしいアイデアです。

建築のことをわかっている方だからこそのアイデアです。

そのアイデアに救われました。

そこからは私の中で楽しいアイデアがどんどん広がっていきました。

 

県からの条件は、1階外来の時と同様、いしかわ動物園の動物、のとじま水族館にいる魚や動物を必ず入れて欲しいということ。

私からの要望で、それ以外にも小さな子どもに親しみやすい身近な動物も入れるようにしました。

 

病院側からの要望で、丸窓は透明ではなく半透明で中がはっきり見えないようにして欲しいということも条件としてありました。

 

その後、関係者で色々話し合い、廊下側から動物の正面(顔)が見えたら室内からは後ろ姿が見えたら面白いね、、、というアイデアも出ました。

 

まず、水族館にいるイキモノがのぞいている3部屋。

 

 

ジンベイザメ。

ここは4人部屋なので、大きなイキモノを選びました。

 

 

 

室内から見たところ。

 

 

 

 

 

アザラシ。

 

 

室内から。

 

 

 

ペンギン。

 

 

室内から。

 

 

この丸窓には、3枚のアクリル板が入っています。

透明アクリル板に絵を印刷した透明フィルムを貼ったものが廊下側と室内に1枚ずつ。

その間に、模様(2パターン)を指定した色(それぞれ違う色)で半透明印刷したフィルムをアクリル板の裏と表に貼って透けた時に綺麗に見えるようにしたもの。

なので、光の加減によっても、地色は違って見えます。

時間によって、色は違うように見えるはず。

 

 

次は、身近な動物たち。

自分の家や近所で見たことがある犬や猫、絵本にもよく登場する動物などです。

 

 

 

リス。

 

 

室内から。

 

 

 

ネコ。

2匹とも正面を向いていると、室内からは後ろ姿しか見えず、もしも病室からずっと出られないような病状の子だったらずっと後ろ姿ばかり見ていることになり悲しいだろうなあと、正面向きと後ろ向きのネコを1匹ずつにしました。

今後出てくる正面を向いた動物たちも同様です。

 

 

室内から。

 

 

 

 

イヌ。

 

 

室内から。

 

 

 

ヒツジ。

 

 

室内から。

 

 

 

ウサギ。

 

 

室内から。

 

 

 

 

 

クマ。

 

 

 

室内から。

 

これらの動物たちは、間に入っているアクリル板の模様は、草の模様。

 

 

この後は、いしかわ動物園にいる動物を中心に。

 

 

 

 

キリン。

4人部屋です。

なので大きな動物にしました。

 

 

 

室内から。

 

 

 

ゾウ。

ここも4人部屋。

 

 

室内から。

 

 

 

ライオン。

 

 

室内から。

 

 

 

シマウマ。

 

 

室内から。

 

 

 

シロフクロウ。

 

 

室内から。

室内から見える子は四つ葉のクローバーをくわえてます。

 

 

 

シロテナガザル。

 

 

室内から。

ちびっこが微笑んでます。

 

 

 

レッサーパンダ。

正面向いた子しかいませんね、、、

 

 

いたいた、

お母さんの後ろにちびっこが隠れてました。

 

 

 

カンガルー。

 

 

室内から。

 

 

 

カピバラ。

 

 

室内から。

 

 

 

リクガメ。

親亀の背中に子亀。

 

 

室内から。

 

ここまでは、間に入っているアクリル板の模様は、身近な動物たちの部屋とは違う草の模様。

 

 

病室は以上19室。

 

次の写真は、師長室の丸窓です。

石川県のキャラクター、ひゃくまんさん。

 

 

 

 

室内です。

 

 

以上、入院病棟・病室のアートワークです。

 

 

*病棟内を撮った動画が下記アドレス(Instagram)で見られます。

 

https://instagram.com/p/BdZIHx6A5kH/

 

https://instagram.com/p/BdZGK1qgz91/

 

 

 

 

 

| 石川県立中央病院 小児科アートワーク | 22:52 | - | - | pookmark |
石川県立中央病院 小児科アートワーク 5(入院病棟 1)

前回までは1階にある小児科外来のアートワークをご紹介しましたが、ここからは4階・入院病棟のアートワークになります。

 

病棟の入り口には、自動ドアがあり、そのガラス面の表側と裏側から草と小鳥たちの絵をシルエットで描いたものを白の濃淡(パーセンテージ指定)で印刷したフィルムを貼ってもらいました。

 

 

 

 

 

 

 

 

このドアが開いて中に入ると、その先に病室19室がありますが、まずはそこに入院した子どもたちの親御さんやその他のご家族がお見舞い、お世話に通うたびに通る廊下があります。

 

 

 

 

廊下全体の画像です。

花を中心に、小鳥、ウサギ、蝶々、雲、アヒルの絵を印刷したアクリル板のレリーフを施工していただいてます。

真ん中あたりの壁に見える木の枠は、掲示板。

病院がいろんなお知らせなど貼れるようになっています。

 

手前から、

 

 

 

小鳥たちは、お花畑で花を摘み、くちばしにくわえて病室へ向かいます。

 

透明アクリル板に印刷した透明フィルムを貼っています。

花の部分は、二枚の絵を表と裏から貼って、重なりや奥行きが面白く見えるようになっています。

 

 

 

 

白い鳩は、四葉のクローバーをくわえていますよ。

 

ウサギさんは、友達のウサギのお見舞いに行くようです。

手に花を持っています。

 

 

 

 

 

 

 

 

廊下のつきあたりです。

アヒルとその子どもたち。

 

この左に3室、右に16室の病室があります。

 

右に曲がったすぐの場所にデイルームがあります。

お見舞いに来たご家族と入院中の子どもがおしゃべりしたり飲食できる場所。

この天井に、大きなおひさまと雲、小鳥たちの絵を印刷した壁紙を貼っていただきました。

 

 

 

 

 

 

この病院がある金沢は、太平洋側に比べて晴れの日が少ない土地です。

とくに冬は、曇り空、雨、雪が続きます。

この先の廊下に天窓もあるのですが、青空とおひさまは見えない日が多いように思います。

病気で辛いこともある時に、青空やおひさまを見ると元気が出ると、私は5年前の闘病で実感したので、入院中の子どもたちやご家族が少しでもおひさまの絵の下で元気が出たらいいなあと願って、こういう絵を描きました。

 

その天窓のある場所です。

最初は何も絵がない白い壁のままでしたが、レリーフの小鳥や雲を見た業者さん、設計会社の方々が、ここにも絵があった方がいいのではないかと提案してくださり、印刷したシートを貼ってくださいました。

 

 

 

 

 

 

では、絵が施された病室のドアについては、次にご紹介させていただきます。

 

 

 

 

| 石川県立中央病院 小児科アートワーク | 18:49 | - | - | pookmark |
石川県立中央病院 小児科アートワーク 4(外来・診察室横サイン)

前回に続き、小児科外来のアートワークです。

 

待合壁の正面には小児内科・外科の診察室(処置室含む)が9室あります。

各ドアの横にはそれぞれサイン(案内板)が設置されており、部屋番号、担当医師などの表示があります。

その案内板の下部にも、私の絵を入れたいと依頼されました。

条件として、いしかわ動物園にいる動物、のとじま水族館にいる魚、白山市の昆虫館にいる昆虫を必ず入れて描いて欲しいというものがありました。

 

”クマさんの部屋” ”うさぎさんの部屋” というふうに、1匹ずつ違う動物や魚を描くだけではなく、1番の部屋には1匹、2番の部屋には2匹、、、というのがおもしろいのではと提案をしました。

数を数える絵本があるように、数えることを覚えた小さな子は、9匹までなら数えられると思います。

まだ数えられない子も、親御さんと一緒に待ち時間に数えて会話が弾みます。

退屈で不安な待ち時間に、ドア横の絵にそんな遊びがあるともしも気づいてくれたら、その時間も少しは楽しくなるかなと考えました。

 

そして、その絵の中にも、小さく部屋番号の数字が絵の一部として入っていたら、数字を読める子は、見つけてうれしくなるかもしれません。

 

 

 

 

手前から1番の部屋です。

 

*サイン(案内板)上部の青色は、病院全体で方角により統一した色を使用されていてこれは「藍」。

「加賀五彩」(臙脂、藍、黄土、草、古代紫)が使われています。

 

 

 

 

 

では1番からご紹介。

 

 

 

 

1番。

ゾウが1頭。

鼻の先にのっけたリンゴには数字の1。

(リンゴの皮を1の形で削ったつもり)

 

 

 

2番。

クマが2頭(親子)。

ハチミツが入った壺には数字の2。

(ハチミツで2と描かれているつもり)

 

 

 

3番。

レッサーパンダが3匹。(親子)

真ん中の子どもがくわえた葉っぱには数字の3の穴が空いています。

 

 

 

4番。

ペンギンが4羽。

右下の赤ちゃんが乗った石に4の模様。

 

 

 

5番。

ウサギが5羽。

左下のお母さんウサギが持っているニンジンに5の形の虫食いがあります。

 

 

 

6番。

リスザルが6匹。

一番上で親の背中に乗った子が手に持った葉っぱには、6の形の穴。

 

 

 

7番。

いろいろな昆虫が7匹。

左下にいるカミキリムシ(ルリボシカミキリ)が葉っぱを7の形にかじりました。

 

 

 

8番。

いろいろな魚が8匹。

コンゴウフグが口から8の形の泡を出してくれました。

 

 

 

9番。

この部屋(緊急時、感染症対応の部屋)に限り、「9番はカバにして欲しい」という病院からの要望がありました。

現在の県立中央病院でもこの部屋はカバのマークがあるそうで、継続したいとのこと。

 

コビトカバ2匹と小鳥たち7羽、合わせて9。

飛んでいる小鳥がくわえた草が9の字になっています。

 

 

 

次は、4階の小児病棟(入院病棟)のアートワークをご紹介させていただきます。

 

 

 

| 石川県立中央病院 小児科アートワーク | 16:00 | - | - | pookmark |
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